TRITEC

圧力クラス1500Lbまでのフルレーディングに対応可能。
API609に準拠した三重偏心構造のプロセスバルブ、
圧力クラス150~1500Lbまで過酷な条件下で使用できます。
また、NACE適合材質や他の特殊材質にも対応できます。

三重偏心プロセスバルブ TRITEC
三重偏心プロセスバルブ TRITEC
三重偏心プロセスバルブ TRITEC

対応アクチュエータ

  • ウォームギヤ式
  • 空気圧式
  • 電動式
弁呼び径 3" (80mm)~48" (1200mm)
本体形状 三重偏心型ラグタイプ、ウェハータイプ、ダブルフランジタイプ、バットウェルドタイプ
適応フランジ ANSI B16.5:3"(80mm)~24"(600mm)、ANSI B16.47シリーズA&B:28"(700mm)~48"(1200mm)
各種認定
アイコンについて
FS ファイヤーセーフ認定取得品
材質

本体:
Cast carbon steel ASTM A216 WCB, Plate carbon steel BS EN 10025, Cast Stainless Steel ASTM A351 CF8M

弁体:
Cast carbon steel ASTM A216 WCB, Cast Stainless Steel ASTM A351 CF8M

弁棒:
Stainless Steel ASTM A564 type 630 H1150+H1150

シート:
本体シート:Laminated Stainless Steel type 316/Graphite
弁体シール:Stainless Steel type 316

PDFカタログWEBカタログ
取扱説明書
図面ダウンロード ※会員登録が必要です
製品問合せ納期問合せ価格問合せ
サンプル品貸出

TRITEC vs 他種弁

Ball Valve
 ・面間、駆動部が大きくスペースをとる。
 ・異物、液溜りが発生する。
 ・PTFEをベースにしたシートは、用途に制限がある。
 ・中大口径は割高になる。(6インチ以上)
 ・メンテナンス性が悪く、コストが高い。
Gate Valve
 ・面間、駆動部が大きくスペースをとる。
 ・トルクが大きく、自動化には不向き。グランド漏れが多い。
 ・メンテナンス性が悪く、コストも高い。
 ・大口径、高圧では割高になる。(14インチ以上、300Lb以上)
 ・弁体が摺動により弁座に食込むため、作動不良を起こしやすい。
 ・上下ストローク弁のため急速開閉には不向き。
Globe Valve
 ・面間、駆動部が大きくスペースをとる。
 ・流体抵抗が大きい。
 ・グランド漏れが多い。
 ・メンテナンス性が悪く、コストが高い。
 ・中大口径は割高になる。(4インチ以上)
 ・上下ストローク弁のため急速開閉には不向き。
Butterfly Valve
 ・シール部品の摩耗により、締切り性能が低下し、耐久性が劣る。
 ・PTFEシートは使用制限がある。
 ・配管の影響により二次漏れ、外部漏れの起こる恐れがある。
 ・構造上、圧力の高い用途には不向き。低開度作動でのジャンピングの恐れがある。

TRITEC 特長

◆圧力クラス1500Lbまでのフルレーティングに対応可能
◆ゲート弁面間対応可能
◆優れたグランドシール
◆優れたフランジシール
◆ラミネートシートのエロージョン抑制
◆シール部品の交換が容易
◆独自の楕円ピッチによるボルト止め方式で本体からの漏れを防止
◆弁棒飛び出し防止機構
◆ファイヤーセーフ設計
◆取り付けフランジはISO5211規格に準拠
◆90°全域で高精度な制御が可能

TRITEC 偏心弁の進化

<偏心弁>
1. 偏心弁は、回転軸となる弁棒の中心(a)と弁体の中心(b)が離れた「一次偏心部」を持つ構造となっています。
2. 本体側と弁体側のシールは円錐形状で、その円錐の中心線(c)上に弁棒の中心(a)があります。この円錐の中心線はバルブ本体の中心線と合致しています。
3. この設計では、弁の開閉時に弁体が常時シール面を擦り押しつぶして(摺動して)います。そのため、この偏心弁構造はゴムシートのようなソフトシール弁にのみ採用されています。
<二重偏心弁>
1. 二重偏心弁は、偏心弁と同じく回転軸となる弁棒の中心(a)が弁体の中心(b)から離れ、さらにバルブ本体の中心線(c)からも離れて位置する「二次偏心部」を持つ構造です。
2. 本体側と弁体側のシールは円錐形状で、その円錐の中心線がバルブ本体の中心線と合致する点では偏心弁と同じです。
3. 二重偏心構造では弁の開閉時、弁体の摺動範囲は減少しますが、依然としてシール面を擦り押しつぶしています。このため、シートリングの材質が弾性のあるものに限定されます。(「ジャンピング現象」を防ぐためにも、PTFEシートリングのようなソフトシートリングか、高弾性シートリングを採用する必要があります。)
4. また、二重偏心構造は「ポジション・シール」であるため、全閉位置を正確にセットして維持しなければシール性能が低下します。
<三重偏心弁>
1. 三重偏心弁は、二重偏心に加え、さらに円錐の中心線(d)がバルブ本体の中心線(c)から傾いて位置する「三次偏心部」を持つ構造です。これによって、本体側と弁体側のシール面は楕円断面になります。
2. この三重偏心構造では、弁の開閉時にそのシール面同士が摺動しないのでシール性能が維持でき、長寿命化がはかれる上、弁を開ける時に発生するジャンピング現象が極限まで抑えられます。
3. また、シートリングが自動調芯機能を持ち、全閉位置のセット(固定)はアクチュエータ側の調整ではなく、シートリング自身が行います。これが「トルク・シール」です。

ページトップへ